病院沿革
横浜市西区岡野町にあった恩賜財団済生会神奈川県病院(大正2年9月設立)は、昭和20年5月29日の横浜大空襲により焼失し、翌昭和21年4月15日、同市金沢区平潟町の旧海軍釜利谷工員宿舎を仮病院として改築し、診療を再開しました。
これが今日の恩賜財団済生会若草病院の前身です。
昭和24年3月に恩賜財団済生会神奈川県病院は、同市神奈川区富家町に新築移転することになりましたが、地域の皆様のご要望もあって、金沢地区における病院事業を継続することとなり、「恩賜財団済生会若草病院」と改称して、内科 、外科、産婦人科の3科128床をもって開院いたしました。
「若草」の名称は、昭和2年春、神奈川県済生会の事業後援を目的として発足した婦人団体「若草会」に因んだもので、恩賜財団済生会の無償の奉仕と救療済生の精神を象徴する名称として病院名に受け継がれました。
現在は、13の診療科、一般床177床の病床を有し、内科系を中心とした地域密着型病院として地域の皆様に信頼され親しまれる病院を目指しております。また、急性・慢性疾患を問わず対応できる診療体制を保持した運営を行っています。
当病院は、今日まで幾多の紆余曲折を辿りながらも、恩賜財団済生会発足の趣旨に鑑み、一貫して地域医療・福祉の向上に努めてきました。
この実績を糧に、地域の方々により良い医療・福祉を提供し続けたいと、職員一同決意も新たにしております。
これが今日の恩賜財団済生会若草病院の前身です。
昭和24年3月に恩賜財団済生会神奈川県病院は、同市神奈川区富家町に新築移転することになりましたが、地域の皆様のご要望もあって、金沢地区における病院事業を継続することとなり、「恩賜財団済生会若草病院」と改称して、内科 、外科、産婦人科の3科128床をもって開院いたしました。
「若草」の名称は、昭和2年春、神奈川県済生会の事業後援を目的として発足した婦人団体「若草会」に因んだもので、恩賜財団済生会の無償の奉仕と救療済生の精神を象徴する名称として病院名に受け継がれました。
現在は、13の診療科、一般床177床の病床を有し、内科系を中心とした地域密着型病院として地域の皆様に信頼され親しまれる病院を目指しております。また、急性・慢性疾患を問わず対応できる診療体制を保持した運営を行っています。
当病院は、今日まで幾多の紆余曲折を辿りながらも、恩賜財団済生会発足の趣旨に鑑み、一貫して地域医療・福祉の向上に努めてきました。
この実績を糧に、地域の方々により良い医療・福祉を提供し続けたいと、職員一同決意も新たにしております。
年月 | 沿 革 | ||
西暦 | 年号 | 月 | |
1911 | 明治44 | 5 | 明治天皇の勅語と御下賜金により、済生会が全国組織として設立される |
1913 | 大正2 | 9 | 横浜婦人慈善会から寄付を受け、済生会第1号病院として神奈川県病院が発足される |
1946 | 昭和21 | 4 | 前年の横浜空襲により神奈川県病院が焼失、金沢区の海軍元工員宿舎を借り受け、仮病院として発足される |
1949 | 昭和24 | 3 | 同上病院が神奈川区富家町に新築移転、当該事業は引き続き若草病院と改称し、内科、外科、産婦人科の3科、128床を もって再編成する |
1950 | 昭和25 | 4 | 身体障害者福祉法にもとづく指定医を置く |
1951 | 昭和26 | 8 | 医療法にもとづく公的医療機関の指定を受ける |
10 | 結核予防法にもとづく医療機関の指定を受ける | ||
1952 | 昭和27 | 5 | 社会福祉法人として認可される |
1956 | 昭和31 | 4 | 第1期増改築工事(本館、第1病棟、厨房)が完成する |
10 | 本館工事に伴い、一般38床、結核90床の計128床を一般35床、結核125床計160床に増床する | ||
12 | 小児科を設置する | ||
1958 | 昭和33 | 9 | 一般病床40床、結核128床の計168床に増床する |
1959 | 昭和34 | 5 | 一般病床47床、結核130床の計177床に増床する |
1960 | 昭和35 | 4 | 基準看護(一般一類、結核二類)、基準給食、基準寝具の認可を受ける |
6 | 一般107床、結核85床の計192床に増床する | ||
9 | 日本病院協会指定 短期人間ドック(一泊二日)を開始する | ||
10 | 放射線科を設置する | ||
1961 | 昭和36 | 2 | 横浜市がん一般相談及び精密相談医療機関の指定を受ける |
3 | 神奈川県がん精密相談医療機関の指定を受ける | ||
10 | 第2期増改築工事(第2病棟、看護婦宿舎)が完成する | ||
一般106床、結核108床の計214床に増床する | |||
1964 | 昭和39 | 12 | 救急病院として指定を受ける |
1965 | 昭和40 | 1 | 3歳児精密検査、老人健康審査医療機関の指定を受ける |
5 | 知的障害者授産施設「金沢若草園」(県委託)が開設される | ||
1967 | 昭和42 | 6 | 第3期増改築工事(産婦人科病棟、検査棟)が完成する |
7 | 一般136床、結核102床の計238床に増床する | ||
1971 | 昭和46 | 8 | 第4期増改築工事(本館3館上乗せ、管理棟、エレベーター増改築)が完成する |
許可病床238床の編成を一般184床、結核54床に変更する | |||
1972 | 昭和47 | 5 | 第5期増改築工事(看護婦宿舎)が完成する |
1976 | 昭和51 | 8 | 基準看護一般一類を特一類に変更する |
児童福祉施設「わかくさ保育園」が開設される | |||
1978 | 昭和53 | 3 | 第6期増改築工事(厨房棟)が完成する |
6 | 基準看護結核二類を一類に変更する | ||
1979 | 昭和54 | 10 | 基準看護一般特一類を特二類に変更する |
1980 | 昭和55 | 4 | 特別養護老人ホーム「若草ホーム」が開設される |
12 | 頭部用CTスキャナーを設置する | ||
1981 | 昭和56 | 6 | 結核病棟(54床)を廃止し、一般病棟に変更する |
1983 | 昭和58 | 4 | 山口恒造初代院長が新設の済生会横浜市南部病院に転任、渡辺豊副院長が新院長に就任する |
1984 | 昭和59 | 3 | 日本病院協会指定の人間ドックを再開する |
7 | 第7期増改築工事(手術室、中央材料室、病棟間連絡、玄関、受付、薬局)が完成する | ||
9 | 小児科を廃止、放射線科を標榜から削除し、整形外科、皮膚科、泌尿器科を増設する | ||
11 | 病棟間連絡路建設に伴い、病床数236床となる | ||
1985 | 昭和60 | 7 | 肛門科を設置する |
1986 | 昭和61 | 3 | 日本整形外科学会認定医制度による研修施設となる |
1987 | 昭和62 | 3 | 児童福祉法にもとづく助産施設(1床)の設置が認可される |
12 | 頭部用CTスキャナーを全身用CTスキャナーへ変更する | ||
1988 | 昭和63 | 6 | リハビリテーションセンターを開設する |
10 | 運動療法の施設基準Ⅱの承認を受ける |
1989 | 平成1 | 3 | 第1看護婦宿舎(1階はわかくさ保育園)が完成する |
1990 | 平成2 | 4 | 本館棟新築に伴い、一時的に許可病床数236から173(実稼動149)床に縮少する |
1991 | 平成3 | 6 | 許可病床数173から236(実稼動186)床へ戻す |
8 | 本館棟、第2看護婦宿舎新築工事が完成する | ||
1992 | 平成4 | 4 | 渡辺豊院長が名誉院長、若草ホーム長に就任、横井正博副院長が新院長に就任する |
1993 | 平成5 | 8 | 実稼動186床から211床(3東病棟オープン)とする |
1994 | 平成6 | 1 | 眼科、理学療法科を設置する |
5 | 実稼動236床でフルオープンする | ||
10 | 新看護等の届出(新看護料2.5:1 看護A加算 看護補助料10:1)が承認される | ||
1995 | 平成7 | 6 | 本館地下1階にMRIを設置する |
1996 | 平成8 | 4 | 麻酔科を設置する |
10 | 「わかくさ訪問看護ステーション」が開設される | ||
1997 | 平成9 | 2 | 循環器科、脳神経外科を設置し、理学療法科をリハビリテーション科に改称する |
ヘリカルCTスキャナーを導入する | |||
4 | 横浜市病院協会 看護専門学校 看護婦養成所実習施設を受託する | ||
7 | 耳鼻咽喉科を設置する | ||
1998 | 平成10 | 4 | 医薬分業を開始する |
1999 | 平成11 | 9 | 麻酔科を削除し、標榜を12科とする |
11 | 創立50周年記念式典を開催する | ||
2000 | 平成12 | 7 | 検体検査管理加算(Ⅰ)を届出する |
9 | ペース・メーカー移植・交換術施設基準取得する | ||
11 | 地域連携部(「地域連携室」、「検診室」、「在宅医療室」)を設置する | ||
2001 | 平成13 | 4 | 紹介患者加算4、急性期入院加算が承認される |
6 | 第1回病理解剖検体者合同慰霊祭を開催する | ||
9 | MRI装置(1.0T)を更新する | ||
2002 | 平成14 | 1 | 特殊CT撮影及び特殊MRI撮影加算が承認される |
病院ボランティアを導入する | |||
2 | 救急病院等の認定を更新する | ||
4 | 事務部に「企画調整室」、「診療録管理室」を設置する | ||
診療録管理体制加算を届出する | |||
2003 | 平成15 | 2 | 病院理念の改定する |
CTスキャナ装置を更新する | |||
3 | 第1回「地域連携の会」を開催する | ||
4 | 麻酔科を標榜し、標榜を13科とする | ||
栄養科、給食業務を委託化する | |||
8 | 病床種別を一般病床236床で届出する | ||
11 | 作業療法の施設基準の承認を受ける | ||
2004 | 平成16 | 5 | 病院機能評価の認定を取得する |
7 | 亜急性期入院医療管理料を届出する | ||
10 | 特殊疾患入院医療管理料を届出する | ||
2005 | 平成17 | 4 | 横井正博院長が名誉院長に就任、相馬民太郎院長が新院長に就任する |
6 | 一般病床236床から234床とする | ||
8 | 3東病棟、療養病床へ転換に伴い、一般病床184床 療養病床34床 許可病床数218床とする | ||
2006 | 平成18 | 7 | 療養病棟入院基本料1を届出する |
12 | 脳神経外科を閉科、神経内科を標榜する | ||
2007 | 平成19 | 3 | 一般病床を184床から165床とし、許可病床199床とする |
障害者施設等入院基本料4を届出する | |||
2008 | 平成20 | 5 | 呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)を届出 |
9 | 一般病棟入院基本料(10対1)を届出する | ||
2009 | 平成21 | 4 | 循環器科を閉科、脳神経外科を標榜し、肛門科を肛門外科に変更する |
8 | 回復期リハビリテーション病棟(30床)を開設する | ||
2010 | 平成22 | 4 | 運動器リハビリテーション(Ⅰ)を届出する |
6 | 脳血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)を届出する | ||
2012 | 平成24 | 4 | 内視鏡センターを開設する |
循環器内科を標榜し、標榜を14科とする | |||
回復期リハビリテーション病棟入院料1を届出する | |||
医療安全管理加算及び感染防止対策加算を届出する | |||
7 | 在宅療養支援病院を届出する | ||
医療機器安全管理料1を届出する | |||
11 | 精神科を標榜し、標榜を15科とする | ||
2013 | 平成25 | 2 | 回復期リハビリテーション病床を30床から31床とする |
7 | 機能強化型在宅療養支援病院を届出する | ||
2014 | 平成26 | 3 | 精神科を閉科、消化器内科を標榜する |
7 | 亜急性期入院医療管理料(20床)を辞退し、地域包括ケア入院医療管理料1(20床)を届出する | ||
2015 | 平成27 | 7 | 相馬民太郎院長が名誉院長に就任、鈴木範行副院長が新院長に就任する |
2016 | 平成28 | 1 | 一般病床165床の内、特殊疾患病床を44床から43床へ、回復期リハビリテーション病床を31床から38床へ変更する |
9 | 看護必要度加算1を届出する | ||
急性期看護補助体制加算25対1(看護補助者5割以上)を届出する | |||
後発医薬品使用体制加算2を届出する | |||
10 | 認知症ケア加算2を届出する | ||
2017 | 平成29 | 7 | 特殊疾患病棟(43床)を一般病床に変更する |
8 | 療養病床(34床)を廃止する | ||
12 | 許可病床177床となる。 一般病床87床 地域包括ケア病床44床 回復リハビリテーション病床46床 |
||
2018 | 平成30 | 1 | 許可病床177床の内、一般病床を87床から43床へ、地域包括ケア病床を44床から88床へ変更する。 |